相続税のこと
不動産をお持ちの方にとって相続対策は重要です。
特に不動産の比率が高い方は実際の資産総額を把握していないと相続税の納税資金に
窮する事態も考えられ、残したい不動産も手放さなければならなくなります。
「私は自宅だけだから大丈夫」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
相続税がかからない範囲の資産状況であるから果たして大丈夫と言えるでしょうか
一昨年亡くなった方は135万人で、相続税の対象となった方は、その内約8%です。
では、相続税の対象とならなかった相続はスムーズに行われたのでしょうか
残念ながら不動産が関係する相続は約5割が揉めています。
その原因は主な相続財産が不動産だけであり、自宅をクリスマスケーキのように
切って分ける事が出来ないからです。
相続税の対象とならない範囲(3000万円+相続人×600万円)の相続こそ相続対策を
されるべきです。
(表1)相続財産が少ないケースがトラブルは多いです
遺産分割事件の財産額(平成25年度) 出典 裁判所(司法統計)家事平成25年度第52表
財産額 | 件数 | 割合 |
---|---|---|
1,000万円以下 | 2,894 | 32.3% |
5,000万円以下 | 3,827 | 42.8% |
一億円以下 | 1,076 | 12.0% |
5億円以下 | 557 | 6.2% |
5億円を超える | 51 | 0.6% |
算定不能・不詳 | 546 | 6.1% |
遺産総額5000万円以下が約75%
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